業務用に使っているPCで一番肝心なメールアドレスが送受信できなくなった。
動作を見ているとサーバーにはアクセスできているようだが 途中でエラーとなり 受信ができない。
そして「エラー番号:0x80040600」が表示されている。
どうやら PSTファイルが破損しているらしい。
以下 備忘録として修正方法を書いておく
※ 同様の症状の方はお試しください。
<受信トレイ修復ツール (SCANPST) を使用して修復を行う>
1..pstファイルの在処を確認する
○Windows10の場合
ファイル→情報→アカウントの設定→アカウントの設定→(アカウント名)
下にフォルダーの位置 が表示されます
データ ファイル: C:\Users\〇〇○\Documents\Outlook ファイル\メールアドレス(アカウント名)
例)〇〇○@〇〇〇〇.com.pst
○Windows7の場合
ツール→アカウント設定→アカウントの設定→(アカウント名)
下にフォルダーの位置 が表示されます
データ ファイル: C:\Users\〇〇○\AppData\Local\Microsoft\Outlook\Outlook.pst
※データファイルの場所をメモ帳にコピーしておく
2.受信トレイ修復ツール (SCANPST) の使い方
Office 2007 の場合は、[ローカル ディスク (C:)]、[Program Files] または [Program Files (x86)]、[Microsoft Office]、[Office12] を順にクリック
Office 2010 の場合は、[ローカル ディスク (C:)]、[Program Files]、[Program Files (x86)]、[Microsoft Office]、[Office14] を順にクリック
使用されている環境によって異なる場合がありますから これらを参考にSCANPST を探してください。
3.SCANPST.EXEをダブルクリックして起動
4.1.でコピーしておいたパスを”スキャンするファイル名”に入力
5.”開始”
※ 作業前にOutLookは閉じておく
6.復旧完了
2018年09月02日
OutLookでメールが急に受信できなくなった
posted by sugi at 17:53| Comment(0)
| パソコン基礎知識
2018年08月23日
RAIDの問題点
何度も書いていることだがRAIDは決して安全ではない。
本来データの冗長性を持たせるための仕掛けなのだが、きちんと作られていないとRAIDがデータ喪失の危険性を作り出していることがある。
「RAID0はともかく ミラーリングのRAID1やRAID情報を分散して書き込んでいるRAID5は安全だろう。」
一般にこの様に認識されている。
これはRAIDを構成しているハードウェア、ソフトウェア、HDDが完全に機能している場合のこと。
もともとRAIDは高価なサーバー機に積まれていた。
これはそれぞれの信頼性は高いが高価で100万円を超えるものも珍しくなかった。
ところが何年か前からRAIDのNASが安価に発売された。
これはRAIDを一気に普及させたが実は元々あったサーバーとは似て非なるものだった。
まず安価なハードウェア。これを実現するためにはチープなCPU、ごくわずかしか積まれていないメインメモリ、HDDその他 品質の決して高くないパーツで組まれていた。
結果 ファン一つが壊れたため 内部温度の上昇でRAIDが崩壊した例もあった。
安価な製品に使われているファン(ベアリングの入っていない)を24時間稼働するNASに使用したためだった。
これなどまだ原因がわかるから良い方で HDDにトラブルが発生した場合などCPUの負荷が上昇しRAIDシステム自らがRAIDを崩壊させるという笑えない事例もある。
現在の安価なRAID対応のNASはこれら事例を踏まえて対策はされてきているが 本質的に安い機器は信頼性の高い部品が使われていないと考えてよいだろう。
NASでRAIDを使うことは否定はしませんが、「RAIDだから安心」ではなく 「RAIDといえども確実にバックアップする」という運用を心がけてください。
本来データの冗長性を持たせるための仕掛けなのだが、きちんと作られていないとRAIDがデータ喪失の危険性を作り出していることがある。
「RAID0はともかく ミラーリングのRAID1やRAID情報を分散して書き込んでいるRAID5は安全だろう。」
一般にこの様に認識されている。
これはRAIDを構成しているハードウェア、ソフトウェア、HDDが完全に機能している場合のこと。
もともとRAIDは高価なサーバー機に積まれていた。
これはそれぞれの信頼性は高いが高価で100万円を超えるものも珍しくなかった。
ところが何年か前からRAIDのNASが安価に発売された。
これはRAIDを一気に普及させたが実は元々あったサーバーとは似て非なるものだった。
まず安価なハードウェア。これを実現するためにはチープなCPU、ごくわずかしか積まれていないメインメモリ、HDDその他 品質の決して高くないパーツで組まれていた。
結果 ファン一つが壊れたため 内部温度の上昇でRAIDが崩壊した例もあった。
安価な製品に使われているファン(ベアリングの入っていない)を24時間稼働するNASに使用したためだった。
これなどまだ原因がわかるから良い方で HDDにトラブルが発生した場合などCPUの負荷が上昇しRAIDシステム自らがRAIDを崩壊させるという笑えない事例もある。
現在の安価なRAID対応のNASはこれら事例を踏まえて対策はされてきているが 本質的に安い機器は信頼性の高い部品が使われていないと考えてよいだろう。
NASでRAIDを使うことは否定はしませんが、「RAIDだから安心」ではなく 「RAIDといえども確実にバックアップする」という運用を心がけてください。
posted by sugi at 17:10| Comment(0)
| パソコン基礎知識
2018年08月10日
落雷注意 HDDは電撃に弱い
「外付けHDDが動かなくなったんですが、復旧できますか?落雷の後動かなくなったようです。」
宇都宮市のお寺様からお問い合わせ。
最近 あまりなかった事例ですが たまに落雷の影響でデータが読めなくなったり、起動しなくなったりするケースがあります。
当たり前といえば当たり前、落雷時の電圧は200万〜10億ボルト、電流は1千〜20万、時に50万アンペアにも達する。(※Wi-kiより)
電源電圧で100V 内部では12Vや5Vで動作しているHDDに直撃するとひとたまりもない。
落雷で発生する症状は
1.基盤焼損
2.スピンドルモータ破損
3.それらの衝撃によるプラッタースクラッチ等々
常時通電しているPCやサーバーでは難しいのですが 外付けHDDの場合は 落雷が予想されるケースでは電源を落とし、ACケーブル、USBケーブル、LANケーブル等をすべて抜いてどこともつながっていない状態にしてください。
スイッチを切ったぐらいでは雷の電流はスパークして流れます。
では「雷ガード付きのコンセントを使えばいいじゃないか」という方がいます。
この雷ガード付きのコンセントも使い方を誤れば効果はありません。
確実に機能させるには
1.雷ガードつきコンセントからアースを落とす。
2.AC、LAN等のケーブでつながっているすべての機器を繋がなければならない。
つまり 雷から守りたい機器はすべてのつながっている機器が雷ガードで電源やネットワークから隔離されている必要があるのです。
まあ それでもどれだけ効果があるかですが。
宇都宮市のお寺様からお問い合わせ。
最近 あまりなかった事例ですが たまに落雷の影響でデータが読めなくなったり、起動しなくなったりするケースがあります。
当たり前といえば当たり前、落雷時の電圧は200万〜10億ボルト、電流は1千〜20万、時に50万アンペアにも達する。(※Wi-kiより)
電源電圧で100V 内部では12Vや5Vで動作しているHDDに直撃するとひとたまりもない。
落雷で発生する症状は
1.基盤焼損
2.スピンドルモータ破損
3.それらの衝撃によるプラッタースクラッチ等々
常時通電しているPCやサーバーでは難しいのですが 外付けHDDの場合は 落雷が予想されるケースでは電源を落とし、ACケーブル、USBケーブル、LANケーブル等をすべて抜いてどこともつながっていない状態にしてください。
スイッチを切ったぐらいでは雷の電流はスパークして流れます。
では「雷ガード付きのコンセントを使えばいいじゃないか」という方がいます。
この雷ガード付きのコンセントも使い方を誤れば効果はありません。
確実に機能させるには
1.雷ガードつきコンセントからアースを落とす。
2.AC、LAN等のケーブでつながっているすべての機器を繋がなければならない。
つまり 雷から守りたい機器はすべてのつながっている機器が雷ガードで電源やネットワークから隔離されている必要があるのです。
まあ それでもどれだけ効果があるかですが。
posted by sugi at 15:29| Comment(0)
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