NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)とはネットワークに直接繋がるHDDのこと。
見かけ上はUSB接続のHDDに似た外観をしているが 実はれっきとしたファイルサーバー。
CPUもメモリーも内蔵している。
その起動も内臓のHDDからOS(オペレーティング・システム)を起動する。
要するにれっきとしたコンピューターなのです。
使われているOSはLINUXがほとんど。
サーバーとして考えてもらうとその価格が異常に安いことに気づかれるだろう。
もちろん本格的なサーバーほどの能力はないにしても 安いものは1万円台からある。
USB接続のHDDと大差ない。
※今回 価格を調べてみて改めて驚いた。
一方 本格的なサーバー(ブレードサーバ)は少なくとも10万円程度はする。
一種のパソコンとして考えると当然価格だろう。
ではNASはなぜ異常に安いのか?
まあ この話は前にも書いたことがあるので読まれた方もあるだろうが 改めて書くと
1.CPUが安い
※ではセレロンか? とんでもないそんな高性能なものは使っていません。
2.メモリーが少ない。
3.OSが練られていない。(作り込みが甘い)
これらが相まってちょっとしたことでデータの処理が遅れ ひどい場合は 自分自身でデータを壊してしまうことすらある。
本当に大事なデータを保管するためには適していない。
また安価なNASを使用しなければならない場合どのメーカーであっても最低ランク(スタンダード)は極力避けること。
できればNAS専門メーカーの物を使用することをお薦めする。
少なくとも数万円以上はします。
データの安全性を考えた場合 これぐらいの投資は必要と考えて下さい。
最後にNAS使用にあたって最も大事なこと
どのメーカーのどのように高価な機種を使っても ”必ず壊れる”との前提で確実なバックアップを取って下さい。
それを怠って 私共にご依頼いただくNASがどれだけあることか。
