2018年01月08日

BOSS CE-1コーラスアンサンブルBBD修理

BOSS CE-1の修理依頼が来た。
「少し音が歪む」との事。
ce-1.jpg
到着して試奏してみると なんとなくおかしい。
追いかけていくと どうやらCE-1が使用している松下製BBD(バケット・ブリゲード・デバイス)MN3002が不良のようだ。
BBDとは直列のコンデンサーに電荷を次々移動することで信号の遅れを作り出す素子のこと。
MN3002は512段(ステージ)のコンデンサーを内部に持っている。
3002.jpg
で修理するためにはこのBBDを交換しなければならない。
ところが この素子は日本中捜してもどこにも在庫がない!つまり CE-1のBBDが壊れると もはや修理は不可能なのだ。
もし どうしても修理しようとするとMN3002を搭載している機器(CE-1)を探し出してきて 取り外して使用しなければならない。

はてさて どうしようか?
ふと気がついて 手持ちのICを捜してみると、MN3001が何個かある。
これは MN3002が2個パッケージングされているもの。(512段×2=1,024段)
ICの形状、ピンは一緒。
これの半分を使えれば良い。

ピン配列を調べるとそのまま行けそうだ。

という事でMN3001を代用することで修理完了。
幸いほぼ同じ時期のBBDだったので ほぼ同じ音で修理できたようだ。

今回は3001代用で修理ができたがMN3001も市場には全く無い。
うちの手持ち分が無くなると修理はほぼ不可能。

CE-1でお困りの方は 早めに連絡ください。
posted by sugi at 19:23| Comment(0) | 電子楽器

2017年12月23日

YAMAHAシンセサイザーSY-1

SY-1と言うシンセサイザーをご存知だろうか。
YAMAHAが最初に発売したシンセサイザーで主にエレクトーンの上に載せて使う様なプリセットタイプ。
もちろんモノフォニックのアナログシンセだ。
sy-1-2.jpg
このSY-1の修理依頼が来て 現物が送られてきていた。
回路図等の資料の入手に手間取っていたが先週 ようやく筐体を開けて中身を確認した。
楽器でもHDDのデータ復旧と同じで 作業に掛かる前に十分な準備が必要なのだ。
sy-1-1.jpg
開けた途端 修理不能である事が判明。

なんと 配線を含めた内部を囓ったあとがあるのだ。
おそらくネズミが巣を作っていたのだろう。
sy-1-3.jpg
最近ネズミ自体とんと見かけないのだが 何処に保管してあったのだろうか?

貴重な初期のアナログシンセが一台使用不能になってしまった。
posted by sugi at 23:08| Comment(0) | 電子楽器

2017年12月03日

Bluse Cubeの話

月末でバタバタしてちょっと気を抜くと数日ブログが空いてしまった。

Rolandから発売されていたBluseCubeというアンプをご存知だろうか?
今 販売されているものとは異なる初代の方で1990年台に発売されていた。
機種としては
BC-30(30cmSP×1)、BC-30/210(25cmSP×2)
BC-60(30cmSP×1)、BC-60/310(25cmSP×3)

真空管を模した音が売り物だったが 実はこのアンプ Rolandの他のアンプと少し成り立ちが異なっている。
日本製ではなくRolandUS(アメリカ)で生産されていたのだ。
その為 キャビネットは米松単板、使用スピーカーはエミネンスと言う贅沢なものだった。
何故かこの2つの特徴はRolandが販売時に謳っていなかったので 意外に知られていない。
私自身 なかなか良い音だと思うのだが 評価は分かれていたようだ。

実はBC-60(30cmSP×1)を持っています。

BC-30(30cmSP×1)も持っていたのですが こちらは友人に格安で譲りました。
bc_60.jpg

bc_sp.jpg
posted by sugi at 23:06| Comment(0) | 電子楽器
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