というわけで 知らない間にHDD内のデータは破損(変質)してしまうことは稀にあります。
更にこの破損(変質)したデータは データ復旧しても 読めません。(アプリから開かない)
「データ復旧したのになぜ?」と思われるかもしれませんが、データ復旧はあくまで通常に手段では読み出せないデータを様々な手段で読み出す事。
読み出したところで すでに破損しているデータは破損したまま。
この状態のデータを読み出す方法はありません。
さらに 前回のブログで書いたように 落雷の直撃でなくとも遠くに落ちただけで影響を受けることが有ります。
このケースでは何が起きたか気が付かないことが多いようです。
さて この落雷からデータを守るには?
「スイッチを切っておけば良い。」
「雷ガード(タップ)がある。」
はっきり言って この方法は あまり役に立たないと思って下さい。
なぜなら
落雷時の電圧は200万〜10億ボルトと言われています。
※https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E9%9B%B7
雷自体 何百メートルも空中を放電して落ちるわけですから僅か数ミリ切られているだけのスイッチや少々の保護回路では強大な雷の電流を防ぐことは出来ません。
パソコン自体は基本的に電源を落とすわけには行きませんから 落雷した場合データを守れませんが バックアップ用のデータは保護する方法があります。
1.バックアップ用のメデイア(HDD)はバックアップ時以外は 電源ケーブル、USBケーブル(LANケーブル)等のケーブルはすべて抜いておく事。
そうすることに拠って 電源や他の機器から回り込んでくる電流を防止することが出来ます。
2.クラウドにデータを保存する。
商業クラウドサーバーにデータを保存しても良いし、
他の場所にデータサーバー(パソコンで良い)を設置できるならVPNで結んでデータを退避させる方法もあります。
私共では両方のやり方で二重にバックアップしています。
重要なことは電気的に完全に分離しておくことです。
