2017年03月22日

ミラーリング(RAID1)よお前もか!

昨年5月にリサイクルショプで見つけてきた500円のRAIDのNAS”LS-WSX1.0L/R1J”のことを書いた。
<参照>
http://den-now.sblo.jp/article/175484285.html

この手の安価なNASはミラーリングといえども本気で使うつもりも無かったが テスト的に使ってみようと当たり障りのないデータの3次バックアップに使っていた。
と言うより 適当に写真データを入れたまま電源だけ入れて忘れていた。
処が ふと見ると何かメッセージが出ている。
NASを調べてみると 見事にデグレード状態になっているではないか!
※デグレードモードとはRAIDに障害が起きて冗長性がなくなった状態(=非常に危険な状態)
 尚 RAID(0)スパニングはもともと冗長性がないためデグレードモードにならず停止する。

デグレードになった日付を見るとその日付 前後に使用した覚えもない。
「ふーん 一年も持たずに壊れたな。」
ls-wsxlc66.jpg
もともと 大事なデータを入れているわけでもなく実験的に使ってみただけなので そのまま放置している。
前々から 「(安い)RAIDは危険」と言い続けてきたことを図らずも実証することになってしまった。

もっと強く「RAIDは危険」と言い続ける事にしよう!!

さて今回はRAID1であったため そのまま あるいはHDDを取り出してもデータが読み出せるが RAID5のシステムがデグレードモードになった場合は要注意。

<注意1>
一般の人はRAID5は安全と思いこんでいるため デグレードモードになっても放置していることが多い。
※こんな状態から壊れたものが私共に持ち込まれることが多い。

<注意2>
デグレードモードは残りのどれかのHDDがリードエラーを起こしただけで崩壊する。
単体のHDDより危険な状態になっている。

<注意3>
メーカーのホームページを見ると 
障害を起こしたHDDを交換して”RAIDアレイを再構築”しろと有る。
実は過去に この方法でサポート業者が修理し完全に壊れたTeraStationのデータ復旧を受けたことが有る。
3番のHDDのアラートランプが点いていたので3番のHDDを交換した。
実は 2番と4番が同時に障害を発生しており RAIDのアラートシステムが判断を誤って表示したものらしい。
正常なHDDを交換したため RAIDが完全に崩壊してしまったもの。
※メーカーのサポートやマニュアルは当てにはなりません。

というわけでRAIDは5といえども結構危険です。
(特に一般に市販されている安いもの)

そんなものを使うくらいなら 単体のHDDを使って しっかりバックアップしてください。
posted by sugi at 19:20| Comment(0) | RAID

2016年11月30日

ミラーリングしないミラーリングNAS

23日のブログで書いたミラーリング(RAID1)設定されたBuffaloのNAS。
どうやらデータ復旧が出来た。
ただこのNAS状態がおかしい。

最初に調査したHDDはどう見てもデータがない。それどころかデータが書き込まれた痕跡がない。
だめだろうとは思いながもう一台の方のディスクイメージからデータ復旧をかけるとかなりな量のデータがありそう。

最終的には250GB程度のデータが復旧できた。
復旧したデータの品質も悪くない。

ミラーリングのはずが 2台目のHDDは全く機能していなかったのだ。

ミラーリング(RAID1)設定されていたBuffaloのHDD2台内臓のNASで一台が機能していなかったケースは私が出掛けた中で2台目。
今まで私自身で4000台のデータ復旧を手がけてきたが Buffaloの2台内臓のNASでしかもRAID1の物はせいぜい10台程度か。
其の中で2台目だから相当高い確率で発生している。

ミラーリングだからといって決して安心できるものではない。
特に安価なNASはCPUの能力が低く、搭載しているメモリーも少ないため 何らかの要因で負荷がかかった場合 自らシステムを破壊してしまうことがある。
しかし これほどミラーリングの信頼性が低いとは思わなかった。

共有データの一次保管にはNASは向いているが バックアップには向いていない。
安価なNASはミラーリングだからといってもそれが動作しているかどうか極めて怪しいと言える。
nas2.jpg
posted by sugi at 01:26| Comment(0) | RAID

2016年09月25日

RAIDのNASが危ない理由

本来RAIDはデータの冗長性を高めるため(RAID0を除く)のものだがRAID自体のトラブルでシステムを壊してしまうことがある。
RAID全体をコントロースしているのはRAIDコントローラー、
これはシステム管理専用の一種のコンピュータで(簡単に言うと)コンピュータ側にはRAID全体を単体のメディアのように見せている。
※ハードウェアRAIDの場合

当然 それはCPUが搭載されているが、安価なNASのRAIDには極めて性能の低いCPUが搭載されており、また搭載されているメモリーも極めて少ない。
はっきり言えば見かけ上のコストパフォーマンスを上げるため 安いパーツを使用しているわけだ。
このようなNAS(ハードウェア)でRAID5を構成したところで本質的に問題を抱えているわけだから信頼性は極めて低くなる。
また コストを下げるためか 其のコントロール用ソフトも時間をかけてきっちりとは作り込まれてはいないようだ。

その為 正常に動作している場合は処理が間に合っているが 
HDDにトラブルが発生したり 書き込みや読み出しが集中し大量のデータを処理しなければならない場合(ソフトの処理が下手なことも相まって)CPUの負荷が高くなり処理が間に合わなくなることがある。

つまり RAID自身が システム(データ)を壊してしまうことがあるのだ。

それを防ぐためにはどうすればよいかというと CPUの性能の高いもの、搭載メモリーの多いものを選ぶこと。
「具体的にどう選べばよいか?」
カタログやホームページに CPUの種類、メモリー量を明記している機種(メーカー)を選ぶこと。
注意してみると 日本で普及している(店頭に多く展示されている)メーカーはこれらを明記していない事に気がつくだろう。

比較的入手し易く、そこそこコストパフォーマンスの高いもの(現実的に使えるもの)を選ぶなら QNAP、ネットギヤ、ASUS辺か。

大事なデータを守りたければ 少々高くてもこれら以上の製品を使用することをお勧めする。

ただし 一番大事なことは どの製品を使用しようとも 定期的に確実にバックアップを採ること。
raid2.jpg
posted by sugi at 12:36| Comment(0) | RAID
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