2017年06月08日

USBメモリーの(物理的)問題点

メモリーカードのデータ復旧を行ったので USBメモリーの問題点と取り扱いの注意点を上げてみる。
今回ご依頼いただいたUSBメモリーのデータ復旧は落下のショックでメモリーチップが外れるという製造上の(言語道断な)問題だったがUSBメモリーは実は結構物理的に問題がある構造をしている。
一般にメモリー可動部分がなく手軽なので安全と思われているが意外にも構造的な問題を抱えている。

一番問題なのはUSBプラグの構造。
USBのプラグは力を加えてしまうとテコの原理で数倍の力(力点、支点、作用点の距離で)がかかる。
その為 基板上にはんだ付けされているPINがプリント基板のパターンを引きちぎってしまうことがある。
そうなるとプリントパターンが複雑な為 再度ハンダ付けして修理することが出来ない。

メモリーチップを取り外して同型のUSBメモリーの基盤に載せ替えるか それが出来なければジグを作成し情報抽出した上でデータの整合を図らなければならし。
この作業は工数が多く 作業費用も高額になります。

これは前に復旧の依頼を受けたもので見事にプリントパターンを引きちぎっています。
usbrepair.jpg
メモリーについては構造以外にも原理的(根本的)な問題も有り データの安全のために過信しないほうが良いでしょう。
posted by sugi at 14:06| Comment(0) | メモリー

2017年05月18日

USBメモリーの不良

「USBメモリーが認識しなくなったんですが見てもらえますか?」
「もちろん見させていただきます。」
「浜松市内なので持っていきます。」

しばらくしてご本人到着
「どんな具合ですか?」
「胸ポケットから落としたら 認識しなくなった。振るとカラカラ音がする。」
「判りました。お預かりして調査します。メモリーは分解しなければなりませんが?」
「構いません。」

で ケースを割ってみたのがこの写真。
お分かりになりますか?
usbmemory.jpg
落としただけで (半田付けされている)メモリーチップが基盤から外れたのです。
あまりにも酷い 品質だと思いませんか?

はっきりいいます。エレコムのメモリーです。

さて どうしてくれよう?
posted by sugi at 23:58| Comment(0) | メモリー

2017年02月20日

この時期に多い静電気によるメモリーの破損

「SDカードが読めなくなったのですが?」
というお問い合わせ。
聞いてみると 
「機器から取り外し、パソコンに繋ぐと”フォーマットします?”と出る。その後 元の機器に戻しても認識しない。」
「おそらく 静電気でファイルシステムが壊れただけでしょう。復旧できますよ。」

昨日SDカードが送られてきた。
早速機器にかけてみると メモリーとしては認識している。
ツールからスキャンすると ファイルは存在しており 無事救出できた。
簡単な作業で終わったので 基本料金だけ。

最近 少なかったのですが フラッシュメモリーを使用したメディアは静電気で簡単に壊れます。
一般にメモリーは動く部分がないので壊れにくいと思われていますが 静電気がかかると簡単に壊れます。
特に今の時期 乾燥しているため静電気が発生しやすくなっています。

メモリーを、装着する場合 まず手で触れて 機器とパソコン間の電位差を無くしてから差し込んでください。
なにせ静電気は1,000Vを超えることも珍しくありません。
一方 フラッシュメモリは3.75Vなのですからまともに電圧がかかったらひとたまりもありません。

今回は幸いファイルシステムの損傷だけだったので簡単に復旧したが データ部分に電圧が掛かると全てのデータが00(またはff)に書き換えられる事があります。
こうなると 元のデータは上書きされてなくなってしまいますのでデータ復旧は出来ません。

そうならないため バックアップは確実に取ってください。

sd_inside.jpg
SDカードの中
posted by sugi at 16:49| Comment(0) | メモリー
検索ボックス