2017年09月27日

破損ファイルの話

今 データ復旧のご依頼をいただいているメモリー。
通常の状態ではメモリーにアクセスが出来ないため リワーク作業を行うことになった。
ここでリワーク作業の説明をしておくと
基盤に乗っているメモリーのハンダを溶かし 取り外し、治具(ソケット)に載せ 直接データを読み出す事。
最近のメモリー(USBやSD等)は内部のメモリーが一体型になっておりリワークが出来ないものも多くなっている。

なんとか データの読み出しは出来たのだが ファイル自体がかなりな割合で破損している。

データ復旧は手間さえかければどんなデータでも復旧できると考えられているが実際には復旧できないケースも多い。
復旧率90何パーセント という文字が データ復旧業者のホームページに書かれているが はっきり行って嘘。
何を母数にすればそんな値が出てくるのだろうか?
現に そんな数字を謳っている業者で「復旧できなかった。」という 復旧の再依頼が月に何台か私共にやってくる。
その数だけ見てもとてもそんな数字が嘘だとわかる。
しかも その復旧できなかったという案件の何割かは私共で復旧できています。
もちろん なんでも復旧できる、全てできる とは言いません。
出来ない(復旧のしようがない)ものも結構あります。

さらに ひどいのは 明らかにその業者で状態を悪化させているものまであります。

さて話を戻して
たとえデータを無事抽出できても ファイルが破損していることも結構多い。
すべてのデータ破損しているということではなく復旧した内の幾つかのデータが破損しているという状態。
殆どのデータが破損していることも有れば、半分ぐらいが破損していることも有る。
これは元の情報が破損している為でいくら復旧技術が進歩しても復旧することは出来ません。

このようなケースを含めれば 復旧できる割合はもっと減るはず。
90%を越すなんてことはとても考えられません。

”データ復旧は出来ないことも多い”ということを予めご理解いただいて 普段からしっかりバックアップを取りましょう。
memory_brake.jpg
リワークではなく使用中にメモリーチップが外れてしまったというお粗末なケース。
※メーカーの製造がいい加減でした。
posted by sugi at 18:25| Comment(0) | メモリー

2017年09月11日

USBメモリー読めない USBメモリー読めない

「急に読めなくなった。データを取り出して欲しい。」
先日持ち込まれたUSBメモリー、数年使っておられるとのことで 調査してみると全く認識しない。(メモリーにアクセスできない)
おそらく メモリーコントローラーの障害だと思う。

いつものやつを聞いてみた。
「メモリーからデータを開いて (作業終了後)そのまま メモリーに保存してませんか?」
「そのような使い方をしてます。」
「それ 最悪です。ただでさえ寿命の短いメモリーに負荷をかけてますよ。また上書きすることによりトラブル発生時にデータ復旧も難しくなります。」
「えっ そうなんですか?」
「(当然)バックアップを取ってませんよね。」
「・・・・・・・・」

何度も言ってますが メモリーの間違った使い方をしている人が多いので 再度言います。

<USBメモリーの正しい使い方>
1.作業はPC上のファイルで行う。
2.作業終了後 ”名前を付けて保存”(同じファイル名の場合日付を付加しておくと良い)
3.PCのHDDに一旦保存してから USBメモリーにデータを移す
4.次回作業時もPC上のHDDからファイルを開く

かならずこの手順を守って下さい。
※ USBメモリーは思っているより寿命が短く、物理的損傷に弱い
usbx3.jpg
posted by sugi at 22:49| Comment(0) | メモリー

2017年08月23日

USBメモリーの問題 USBメモリーの問題

何度も書いているテーマで 昨日も書きましたが USBメモリーがほんとうに必要かどうか良く考えてみて下さい。
特に大事なデータ(個人情報等)を入れて持ち運びしないで済む運用方法を考えましょう。
暗号化することでデータを保護するのも安全対策の一つの方法ですが 昨日書いたように 逆にデータを失う危険性をはらんでいます。
更に USBメモリーはその原理、物理的構造にも大きな問題が隠れています。

私自身 以前はUSBメモリーを結構使っていましたが 最近は持っていてもほとんど使うことはありません。
「使わないのになんで持っているのか?」と聞かれそうですが、出先でサポート業務を行った場合 どうしてもその場でデータを移動させなければならないことがあるからです。
もしお客様のデータがどうしても検証用に必要な場合は転送します。(必要に応じて暗号化したり セキュアサーバーを使います。)

クラウドが安心か メール添付やサーバー経由の転送が安心か という議論もあるかとは思いますが 少なくとも 落とす、あるいは置き忘れる、盗まれる という心配はなくなります。

何れにせよ データ(特に個人情報や顧客のデータ)は慎重に取り扱う必要があり、想定外のことが起きてもデータを守れる方策は必要です。

ちょっとしたデータを持ち運ぶには 確かにUSBメモリーは便利です。
しかし便利なものには 大きな問題が隠れていることを十分認識して下さい。
usbx3.jpg
posted by sugi at 00:25| Comment(0) | メモリー
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