2018年03月30日

無意識の暗号化

暗号化されたPCは 使う人は暗号化されていることを認識して使っています。
起動時にその暗号化ソフトの認証パスワードを要求されるからです。
※中には暗号化のまま起動するものも有るようですが

ところが 暗号化した覚えばないのに 現実には暗号化されてる場合があります。
外付けのHDD等です。

最近は少しは減ったようですが「ハードウェアによる暗号化だから安心・・・」というようなキャッチコピーを見たことが有ると思います。
このタイプの外付けHDDを買ってくると 取説に ”パスワードを設定するには・・・”というような説明書きがあります。

大抵の人は
「まあそこまでしなくてもいいや。 暗号化しないで使おう。」と考えるわけですが パスワードを設定しない のと暗号化しないは 別物。
この手のHDDはパスワードを設定しようがしまいが内部では常に暗号化されているのです。
パスワードを設定しなければ 暗号化されていない わけではないのです。

そのため HDDが障害を起こした時 内部のHDDは暗号化されているため 通常のデータ復旧ではファイルが意味を成さないのです。

外付けHDDが障害を起こした場合 必ず 筐体ごとお送りください。
内部のHDDだけでは復旧・復号が出来ません。
posted by sugi at 17:29| Comment(0) | データ復旧

2018年03月29日

暗号化されたパソコン

最近暗号化されたパソコンからのデータ復旧依頼が増えています。

近年大手企業の場合 情報漏洩防止の手段として暗号化されるのがほぼ常識となっています。

ところが暗号化は諸刃の刃で 何らかの障害が発生した時 データ復旧が 極めて困難になります。
流石に暗号化ソフトのメーカーも障害発生時の対策は考えてはいるようですが 考えられない状況で障害は発生するものです。
そのため ソフトメーカーの対応が必ずしもすべての障害に対して有効とは言い切れません。

このような場合 データ復旧後の復号作業は一筋縄では行きません。

1.どれだけ暗号化ソフトに対してノウハウを持っているか? 
2.ソフトメーカーが想定していない状況に対して どれだけ独自に対応できるか?
3.どこまで粘り強く対応できるか?
暗号化ソフトの復号はこれらの総合力で復旧(復号)できる割合が変わってきます。
また ご依頼を頂いた企業様にも様々なご協力(暗号化ソフトの情報等)をお願いしなければなりません。

言い換えれば お客様 私共で どこまで 真剣に対応するかの勝負とも言えます。

データ復旧業者のホームページで”暗号化対応”と謳っているところがあります。
ところが そのような業者で復号できず私共にご依頼いただくケースが多くなっています。
これが 暗号化されたパソコンの復旧依頼が増えている一因です。

”暗号化対応”を謳うなら もう少し ”ノウハウの蓄積”、”最後までやり遂げる粘り” が必要なのではないかと思います。
posted by sugi at 16:11| Comment(0) | データ復旧

2018年03月25日

15,549箇所の不良セクター

先日 お客様から復旧依頼があったノートPC
HDDの状態が悪く専用機器での磁気情報の抽出に時間がかかった。

お客様が何度かトライしたせいか 頭の部分で不良セクターが大量に発生している。

データ復旧ソフトをいきなり障害HDDに掛ける人が多いが(中にはデータ復旧業者も)データ復旧ソフトは読めない箇所(セクター)をなんとか読み出そうとしてトライし続ける。
そのため 障害セクターに負荷をかけてより悪化させてしまう。

おくやま電脳工房では専用機器でできるだけ障害HDDに負荷をかけないように磁気情報を抽出する。
一回トライして不良セクターが有ればそこは無視して次のセクターに進む。
大量に不良が存在している領域であっても (不良セクターは)読み飛ばし、次のセクターを読む を繰り返すために 時間は掛かるが障害領域に介する負荷は少ない。

結果 15,549箇所の不良セクターが見つかった。
これだけ不良セクターが有るとファイルの殆どが破損していると思われるかもしれないが 実はこの程度なら よほど重要な領域でなければ多くのデータは復旧できる。

今回 先頭部分に不良が集中していた。
そのため このセクターを読み飛ばしたディスクイメージからファイルを生成しているが ほとんどのデータは正常のようだ。
posted by sugi at 19:28| Comment(0) | データ復旧
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