2018年06月21日

復旧したけど使えないファイル

障害発生の状況にもよりますが ファイルの内部構造や一部が破損していてデータとしてソフトから開かない、使えないことがしばしば発生します。
軽微な破損であれば ファイルとして修復する事ができる場合もありますがその場合でもここに作業しなければならないため結構な手間(コスト)が発生します。
また 全くファイルとして復元できないこともあります。
というよりこちらのほうが多いでしょう。

おくやま電脳工房では最終的な復旧作業開始前に復旧可能ファイルリストをお出ししています。
「このHDD(メモリ)を最終的に復旧するとこれらのファイルが復旧可能です。」
というリストです。

ただこのファイルのリストのすべてが使用できる状態かと言うと 必ずしもそうではありません。
データ復旧できていても ファイル自体が破損していて使えないケースがあります。
状況に合わせて
「8〜9割程度のファイルは使用できるものと思います。」
というような注釈をつけています。

また どうしても必要なファイル(このファイルがなければ復旧する意味がない)が有る場合 指定いただいて 当方で検証しております。
(一般的なファイルの場合のみ)

ご指定いただいたファイルが開かなければ(使えなければ)復旧不能として作業費用は頂いておりません。

<壊れやすいファイル>
私どもの今までの経験からすると pdfファイルが影響をうけやすいように思います。
また 動画ファイルのように大容量のものはとうぜんその一部に破損の影響を受けやすくなります。
またエクセルのファイルは一部のデータ(テキストや数字)は生きていてもセルの位置や計算式が壊れて全く意味を成さないこともあります。
過去に1件だけ 「このような状態で復旧できません。」
 とお伝えしたところ
「そのテキストの部分だけでも良いから復旧してほしい。」
というご要望があり 手作業で テキストだけ抜き出したことがあります。
まあ 極めて稀な 壊れ方と復旧のご要望が一致したケースです。

「復旧できたがファイルが壊れていて結果としてデータが使えない。」
というのは 普通にあることです。

ここで ふと思ったんですが
「復旧可能 90数%」などと謳っている データ復旧業者は使えないファイルを復旧しても復旧成功の中に入れているのでしょうか?
posted by sugi at 15:51| Comment(0) | データ復旧

2018年06月20日

外付けHDDのデータ復旧

「パソコンが起動しない」というお問い合わせも多いが
「外付けHDDが認識しなくなった。」というお問い合わせ、ご依頼が相変わらず多い。

その原因の一つが 未だに 外付けHDDに保存することが”バックアップ”と勘違いしている人が多い事。
ハードディスク自体は PC用、外付けHDD用 との間に基本的には差がない。

もしあるとすれば メーカーの要望によるOEM生産の仕様の差だろう。
といっても 殆どの場合 ファームウェアが少々異なるぐらい。

いや 実はもう一つ大きな差が在るといえば 在るのだ。
メーカーからのコストダウン要求。

その証拠となるのが大手のパソコン周辺機器メーカーから売り出されている外付けHDDの価格が HDD単体と大差がないこと。
外付けHDDの筐体を開けてみるとわかるが 中で使われているのはPCで使われているのと同じメーカー、同じ型番のHDD。
これを筐体(電源を含む)に組み込んでほとんど実売価格が変わらないのはなぜ?

大量発注、大量買い付けによる バイイングパワーは当然在るのだろうが、どこかの工程が省かれている可能性もあるかもしれない。
hdd35.jpg

posted by sugi at 18:45| Comment(0) | データ復旧

2018年06月06日

産業用機器のコントローラー

しばらくブログを更新していなかったことに気がついた。
まあ5月はゴールデンウイーク以降 大阪行きや 商工会の研修旅行、更にホームページのSEOが手間取ってあっという間に6月になってしまった。

ご依頼もそう多くはなかったが 暗号化されたもの等 ややこしいものがいくつか有った。
また久々にお得意様から産業用機器のコントローラーであるパソコンの復旧依頼も頂いた。
この企業様は 大手の製造業様で製造機器のコントローラーとして旧タイプのパソコンが何百台か可動しているようだ。
前にも書いたが 産業用の製造機械は30年以上使われるのが当たり前で 中には50年をこすものも在る。
その制御はパソコンが行っているのだが 物によっては30年前のパソコンなわけだ。
当然 代替え機はない、パーツはない そのパソコンが動かなくなれば1千万円以上する産業機器が動かなくなってしまう。
担当の方は これらの古いパソコンの面倒を見るのが重要な仕事になっている。

今回ご依頼いただいたのは80GBの2.5インチIDE(パラレル)ハードディスクが内蔵された専用機でOSがWindows2000pro enbedded。
まだマシな方だ。

ただ問題なのは 「そのまま起動できるようにしてほしい」とのご依頼。
データ復旧の過程でクローニングは可能かもしれないが もしシステムファイルが壊れていた場合(データ復旧はできても)起動できるようにならない。
担当者様にその旨 伝えたところ 
「データが取れるだけでも良い」とのことであったので 再起動可能 を目指して データ復旧をお受けすることとなった。
posted by sugi at 15:12| Comment(0) | データ復旧
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