2018年01月11日

磁性体粉による磁気転移

またまた復旧不能の場合の話です。

磁性体剥離の話は何度か書きました。
要するにヘッドがプラッター表面に塗布されている磁性体を削ることです。
磁性体剥離という言葉を使っていますが磁性体が剥離するのではなく削り取ると言った感じでしょうか?
これは外的な衝撃に拠って発生することが多いようですが 何の前触れもなく突発的に発生することもあるようです。
磁性体を削ってしまうわけですから 削られて磁性体上に記録されていた情報は消失してしまいます。
データ復旧すべき元の磁気情報が消失するわけですから当然データ復旧など出来るはずもありません。
この磁性体剥離で怖いのは 粉末となった磁性体がHDDの内部全体に付着することです。
ヘッドとプラッターの間に入り込めば更に磁性体に傷を付け障害を広げますし 磁性体粉は磁気を帯びていますから正常な磁性体に付着すると磁気の転移が起こり正常な部分の情報を壊してしまいます。
一般にデータ復旧は急いでやらなくとも(何年か後でも)可能なのですが磁性体の粉が全体に広まってしまった場合のみ 早急な復旧作業が必要となります。

磁性体剥離は開封しなくともある程度は推察出来ますからどうしても 大事なデータで怪しい物は後日復旧するにしても開封確認しておく必要があるかもしれません。
posted by sugi at 23:39| Comment(0) | データ復旧

2018年01月09日

データ復旧中止

昨年末データ復旧でノートPCをお預かりした方が引き取りに来られました。
今回は復旧不能ではなく復旧中止です。

おそらく復旧は出来たのですが 簡易レベルを超えており かなり費用が発生しそうと言うことで復旧中止となりました。
企業でお使いのPCでしたが 現時点ではそこまでの費用が出せないとの判断です。
いつも言っているように データの価値は持ち主にしかわかりません。
そこまで出せないと思ったら 復旧しないというのは大事なことです。

残念ですがこの(データ復旧)業界 なんとかデータ復旧させようとするところが多いように思います。
それがデータ復旧業界を胡散臭いものにしているのは事実でしょう。

今回 「ひょっとすると後日必要になるかもしれない」とのことで そのままHDDを保管されるとのこと。
「どうしてもデータが必要になったら ぜひご連絡下さい。」
と申し上げて 帰られました。
posted by sugi at 23:35| Comment(0) | データ復旧

2018年01月07日

復旧できなかったSDメモリーと成人式

他の業者のホームページやブログを見ると「復旧できました・・・・・」という記述ばかりなのだが おくやま電脳工房のブログは「出来ませんでした。」というのが多い。
いつも書いているがデータ復旧はすべての案件が復旧できるわけでなく 物理的に どうしても無理 というものも結構多い。

今回のSDメモリーは 内部が一体型でそのモジュールに外部から力が加わり内部で断線しているようでインターフェースからメモリー本体にアクセス出来ない。
少し古いタイプのSDメモリーなら基盤があってそれにメモリーチップが載っているため リワーク(ハンダを工業用ドライヤーで熱して取り外す)することによりメモリーチップから直接読み出せることが有る。
ところが今回のような一体型の場合 内部で断線するとメモリーにアクセスが出来なくなる。
今回もなんとかワイヤリング出来ないか試行してみたが 流石に細かすぎて人間の手では繋ぐことはできなかった。

というわけで 復旧不能が一件増えた。

午後 散歩に出てみると成人式をやっていた。
知り合いの娘さんが振り袖で。
馬子にも衣装・・・・・本人にはとても言えない。
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posted by sugi at 16:58| Comment(0) | データ復旧
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