2014年04月27日

テープエコー状態の見分け方 RE-201(RE-101) RE-150

未だにテープエコーは人気があります。
テープエコーといえば定番はRoland RE-201。
他のメーカー製もありますがテープエコーとしてはRE-201が一番バランスがよいのではないかと思っています。
re201.jpg
しかし、今 RE-201を求めている人は本来の音を知っている訳では無く、評判あるいは神話によって ”音がよい”と思っているようです。
究極のアナログであるテープエコーに対するあこがれかもしれません。

確かに RE-201を通すと本当に心地よい音になりますが、これは単にエコーがかかっているからではありません。
使用しているモーターが適当(とは言ってもPioneer社製ダイレクトドライブ用)でワウフラッターが多く、それがちょうど良い揺らぎを作り出しているからなのです。
この揺らぎは絶妙で 後継機のRE-301は違うモータにしたため、エコー音がきれいすぎる感があります。(コーラスとはよくマッチしますが)

その後廉価版としてRE-150が発売されますが、これは最初からモータのトルクが小さく、新品のでもやっとテープを駆動している状態でした。
音も はっきり言ってRE-201とは比較にはなりません。
re150.jpg

さらに問題なのは 201にせよ150にせよ 生産中止してから 30年が過ぎていることです。
そのため 多くの個体はモータがへたってきておりトルクが減少しています。

特にRE-150は元々トルクが小さいため、少しでもパワーが落ちるとテープの駆動が困難になります。
150 201とも すでにモータの在庫はどこにもないため修理は不可能です。

もし ヤフオク等で ”RE-150 通電のみ確認”というのが出品されても決して手を出してはいけません。
高価なゴミを買うことになる可能性が極めて高いからです。

もし 稼働する(オークションや店頭では完動品と謳われています)RE-201を見つけて どうしてもほしいと思ったら、必ず実機をテストしてください。
ちゃんと動作してエコーがかかっても ピンチローラーを指で押さえて回転が落ちるものはトルクが減少していますから買ってはいけません。
※正常なものは 相当力を入れて押さえても意外なほど 回転が落ちません。
re201capstan.jpg

RE-201は確かに心地よい音になりますが、程度の良いものはほとんど残っていないと言っても良いでしょう。

それより デジタルディレイやアナログディレイを工夫して使った方が良い結果が出るかもしれません。
どうせ誰もテープエコーの本当の音は知りませんから。

posted by sugi at 00:54| Comment(1) | 電子楽器
この記事へのコメント
本日は、電話で相談いただきありがとうございました。どうやらピンチが甘くなっていたようです。
Posted by 中村匡孝 at 2018年04月18日 22:28
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