2018年08月23日

RAIDの問題点

何度も書いていることだがRAIDは決して安全ではない。
本来データの冗長性を持たせるための仕掛けなのだが、きちんと作られていないとRAIDがデータ喪失の危険性を作り出していることがある。
「RAID0はともかく ミラーリングのRAID1やRAID情報を分散して書き込んでいるRAID5は安全だろう。」
一般にこの様に認識されている。

これはRAIDを構成しているハードウェア、ソフトウェア、HDDが完全に機能している場合のこと。
もともとRAIDは高価なサーバー機に積まれていた。
これはそれぞれの信頼性は高いが高価で100万円を超えるものも珍しくなかった。

ところが何年か前からRAIDのNASが安価に発売された。
これはRAIDを一気に普及させたが実は元々あったサーバーとは似て非なるものだった。
まず安価なハードウェア。これを実現するためにはチープなCPU、ごくわずかしか積まれていないメインメモリ、HDDその他 品質の決して高くないパーツで組まれていた。

結果 ファン一つが壊れたため 内部温度の上昇でRAIDが崩壊した例もあった。
安価な製品に使われているファン(ベアリングの入っていない)を24時間稼働するNASに使用したためだった。
これなどまだ原因がわかるから良い方で HDDにトラブルが発生した場合などCPUの負荷が上昇しRAIDシステム自らがRAIDを崩壊させるという笑えない事例もある。

現在の安価なRAID対応のNASはこれら事例を踏まえて対策はされてきているが 本質的に安い機器は信頼性の高い部品が使われていないと考えてよいだろう。

NASでRAIDを使うことは否定はしませんが、「RAIDだから安心」ではなく 「RAIDといえども確実にバックアップする」という運用を心がけてください。
posted by sugi at 17:10| Comment(0) | パソコン基礎知識
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