しかし 私共 業者が云うと
「難しいと言っておけば 高額の作業費用が取りやすいからだろう。」
と 思われているかもしれません。
「(専用機器は使っているかもしれないが) ”FainalData”で データ読み出しているだけじゃないか。」
こう思っている人も多いようです。
特に 自分である程度パソコンがイジれる人ほど思っているかもしれません。
確かに簡単な障害(いわゆる論理障害)の場合は FainalDataでも読み出せることがあります。
そんな簡単な場合 我々 復旧業者にお出しいただく必要はありません。
ただその場合問題となるのは
1.FainalDataが使える程度の簡易レベルかどうかの見極め
2.作業中にこれ以上負荷を掛けてはいけない状況の見極め
3.負荷をかけすぎると復旧できるはずのものが 復旧不能になってしまう危険性
最も重要なことは
「このデータは最悪の場合 復旧出来なくてもなんとかなる(諦めが付くかどうか)」
ということが 作業開始前に冷静に判断ができているかどうかです。
私共にご依頼いただく中で 案外多いのは
「大事なデータだから(自分で)なんとかしなければならない」とパニック状態の中で必死で作業を試みることです。
先に書いているように 簡易レベルであればなんとかなりますが そうでなかった場合取り返しのつかない結果を招きます。
ご自分で頑張りすぎたために復旧不能になってしまった物は結構あります。
この様なケースが意外に多く「90数%復旧可能!」ということは 決してありません。
大事なデータの場合 ”決して自分では手を付けないで下さい。”
データ復旧の難しさの半分は 復旧技術そのものではなく 正確な判断と見極めなのです。
残念ですが これが出来ていない復旧業者も多いのです。
