2018年02月24日

ドナーHDDの話

”ドナーHDD”
時々このブログでも触れているので 「知っているよ。」
と言われるかもしれませんが 少し詳しく触れておきます。

まず
<なぜドナーHDDが必要なのか?>
症状が軽く ファームウェアも正常に読み出せるならドナーHDDは必要ありません。
ところが 症状が重く ファームウェア障害やヘッド障害等の場合 その代替となるHDDが必要となります。
それがドナーHDDです。

<どのようなHDDがドナーとなるのか?>
”臓器移植コーディナーター”という言葉を聞いたことが有るでしょうか?
人間の臓器移植手術は誰の臓器でも移植できるわけではなく血液型を始め 様々な因子が適合して初めて移植ができるのです。
このコーディネーターの役割も我々ははたしています。
ただ人間のように複雑な調査をするのではなく 同じメーカー、同じ型番の同一ロットのものを探すのです。
なぜなら 完全に一致するのは同一ロットの製品しか無いからです。
SeagateのHDDにはファームウェア番号というのがラベルに書かれています。
ファームウェアが一致しなければ 復旧できないということは 少しは知られてきているようです。
では「ファームウェア番号が一致すれば全く同一のファームウェアといえるのか?」
実は同一とは言い切れないのです。
最近のファームウェアは効率化のためロット(使用しているパーツ)毎にすべて書き換えられているわけではありません。
ある程度の柔軟性を持たせてあり 各パーツから収集したパラメータを登録することができるのです。
その為 同一のファームウェア番号を持っていても使用しているパーツが異なれば 同一のファームウェアとは言えないのです。

ファムウェア番号が一致すれば「基盤交換できるじゃないか。」と思い込んでいる人も多いようです。
業者の中にもいます。

そんなわけで 相変わらず基盤交換はタブーです。
firmwear.jpg
posted by sugi at 20:34| Comment(0) | データ復旧
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