2018年05月07日

デジタル遺品整理

「急に亡くなった人がいて ほとんど(銀行や証券会社の)書類が残っていない。取引はすべてネット上でやっていたようだ。使っていたパソコンはパスワードが掛かっていて起動しない。なんとか中のデータが読めないか?」
知り合いから電話があった。
亡くなった方は一人暮らしだったようで どんな生活(取引をしていたか)全くわからないのだという。
実はこの手の依頼は初めてだったが 外でも似たような話は何件か聞いたことが在る。
また 私の周りでも 定年後にネットでトレーディングはじめた人が何人もいる。

ライフスタイルの変化に伴ってこの手の”デジタル遺品整理”が必要な時代になってきたのだ。

まあ Windowsのパスワードぐらいはどうとでも成るが 
「本人が意図しない(故人の)情報に触れなければならない事をやってよいのか?」
という問題のほうが大きいかもしれない。

しかし 遺族の方にとって見れば 亡くなった方の資産がどうなっていたかは 重要な問題だろう。
単に 遺産が有るか無いか等というだけでなく 借り入れや支払いがあれば処理をしなければならない。
また自動引き落としで支払っている携帯などの契約が有れば即解約手続きをしなければならない。

ということで 依頼を頂いた方が前からの知り合いということもあり パソコンをお預かりして内容をチェックした。
HDDを取り外してツールを使って外部からアクセスすればパスワードは回避できるが 今回の案件は何台ものHDDを搭載してあったため、パスワードを回避して起動させることにした。
(具体的な方法を書くことは出来ないが)Windowsを起動しないでパスワードを書き変える事でWindowsを通常起動させることが出来た。
逆に言うとWindowsのパスワードなどこの程度のもの。パスワードを掛けているからと言って安心をしてはいけない。

まあ ここまでは比較的楽だったが デスクトップパソコンに何台ものHDDを搭載してあったために内容のチェックに困難を極めた(時間がかかった)。
すべてのデータを「出来ました。」といって引き渡せば簡単なのだが 故人の(多分あまり他人には知られたくないであろう情報)をどうするかが問題なのだ。
今回は 依頼を頂いた方(故人の親戚)と相談の上 当方で必要と思われる情報を捜して お引渡することになった。
※ すべての情報は近親者(ご年配)にはあまりお見せしないほうが良いとの判断であった。

ということで この連休の何日かはこの作業で潰れてしまった。
posted by sugi at 18:55| Comment(0) | パソコン基礎知識
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