Windows8以降のパソコンは普通に終了すると完全にはシャットダウンしないのはご存知だろうか?
この話は前にも書いたのだが その頃 これが元でPCにトラブルを起こした方が最近来られてその話をするとすっかり忘れておられた。
それなら 注意を喚起する意味でもう一度書いておいたほうが良いと思った次第。
8以降のWindowsは”高速スタートアップ”がデフォルトで設定されている。
最新のWindows10にも引き継がれているのだが 一言で言えばシャットダウンしてもWindowsの一部は完全にはシャットダウンしていないということ。
と言うとパソコンに詳しい人は
「ということは シャットダウン後 電源コードを抜いてはいけないのか?」
と言うかもしれない。
(実はパソコンは電源を切ってもハードウェア一部に電流が流れてその機能は生きている)
いえいえ シャットダウンしたら電源プラグを抜いても ノートPCのバッテリーを取り外しても問題はありません。
Windowsのカーネルをハイパーネーションの状態でHDDに書き込んで終了させ 起動時にそこから読み込むことで起動時間を短縮しています。
起動に関しては時間短縮というメリットが有るのですが 問題なのは電源を切った状態でハードウェアの変更を行った場合です。
Windowsから見れば起動中にいきなりハードが変更されたことと同じなのです。
そのため 外付けHDDがいきなり認識しなくなったり 正常に起動できなくなったりのトラブルが発生する可能性があります。
結果 データ復旧のご依頼を受けたこともあります。
Windows8以降もちろんWindous10もですが 完全にシャットダウンする場合 shiftキーを押しながら再起動 を選択してください。
しばらくすると起動オプションが立ち上がりますので PCの電源を切る を選択してください。
これで Windows7までと同様に完全にシャットダウンできます。
この状態から ハードウェアの変更等を行ってください。