2017年07月07日

データ復旧の主導権はお客様に

「○○○な症状ですがデータ復旧できますか?いくらでデータ復旧できますか?」
こんなお問い合わせをよくいただきます。
”なんとかしたい、またできるだけ金をかけずにデータ復旧したい。”
気持ちはわかります。

でも こんなお客様の気持につけ込むのが儲け主義のデータ業者。
あまり言いたくはありませんが データ復旧業界の中に結構います。

もちろん 私共も商売でやっているわけですから 少しでも 多くのご依頼を受けたいし、売上単価もあげたいのは偽らざる気持ちです。

しかし
パニックになっているお客様に対して「はい なんでも復旧できます。」「安く(定額で)復旧出来ます。」
と言うのは間違いで それらは相反します。
充分な設備を持って、丁寧に、かつデータの保全を最優先にして作業すれば 工数も増え 人件費を始め 様々なコストが発生するからです。

更に”データ復旧率90何%!”を ホームページで謳っている業者はたくさんあります。
「一体何を分母にしているんだろう。」いつも疑問に思っています。

HDD障害と言っても様々なケースが有ります。
私共でご依頼を受けたケースだけでも 明らかにデータ復旧が不可能と思われるものは何割も有ります。

前にも書いた 
「データ復旧は可能だが 復旧のもととなるデータが破損しており 復旧してもデータとして意味を成さない。」
とか
「復旧は完ぺきにできたが 暗号化キーが失われていて複合できない。(=データとして意味をなさない)」
等 復旧不能のケースはいくらでも有ります。

これらのケースを数字的にどう処理すれば(誤魔化せば)90%以上の復旧成功率になるのだろうか?
こんな 復旧率をホームページに載せて恥ずかしくない(後ろめたくない)のだろうか?

こんなことを書くと 
「データ復旧は怖い」
と思われるかもしれません。

それで良いんです。
その上で 「このデータに対して (私は)幾らまで出せるのだろう?」
冷静に考えてみて下さい。

ドライなようですが 一旦金額に換算することで そのデータが自分にとって必要か、否かが 見えてくるものです。
大事なお子様の写真であっても 5万円出せ無いかもしれません。
無理に「子供の写真だからなんとかしなくては(親として格好がつかない)」などと考える必要はありません。

データ復旧するか?しないか?を判断するのは ご本人です。
データ復旧業者(の提示する金額)ではありません。
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posted by sugi at 10:47| Comment(0) | データ復旧
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