2017年06月22日

海外からHDDを送る場合の注意

たまに海外からのデータ復旧のご依頼をいただくことがあります。
といっても 現地駐在の日本人のかたか、日系企業からですが。
その場合 日本に戻られる方が日本国内に持ち帰り 国内から私共にお送りいただくと安心なのですが 海外か航空便等で送ってこられた場合、問題が発生することがあります。

何かというと 税関で開封されてしまうことが有るのです。
税関ではすべての荷物を開封するわけではありませんが 無作為に選んだ中にたまたま ハードディスクが単体で入っていた場合、HDDそのものを無理やり開封されてしまうことが有るのです。
HDDは金属の筐体ですからX線では内部透視できず 密輸に使おうと思えば使えるからです。
税関で開封する場合 当然ですが通常空間で特に注意も払わず開けられてしまいます。
結果 私共に届いた時 開封された状態で ほとんど復旧不能になったいます。
この本当に不運なかたが 私共で1例、同業者でも1例あったようです。

それ以来 海外から発送される場合 HDD単体ではなく 外付けのケースに入れてもらうようにしています。
こうしておけば HDDそのものまで開封されてしまうことは無いようです。

有る方に「開封される恐れがあります。」とお伝えしたら
”学術研究のため重要なデータが入っています。決して開封しないでください。”と書かれたHDDが到着したことがあります。
もちろん開封されていませんでした。
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posted by sugi at 16:56| Comment(0) | データ復旧

2017年06月21日

大雨(台風)に備えて 水に浸かったHDDはどうする?

今 おくやま電脳工房のある引佐町では大雨が降っており避難準備・高齢者避難開始が発令されました。
おくやま電脳工房がある井伊谷はまず水に浸かることは無いでしょうが この近辺でも低地は冠水するかもしれません。

この機会に大雨(台風)に対するデータ保全の心構えを述べておきます。
普段のデータ退避と考えてもらっても良いので 大げさと考えないで 一度 自分の周りを見回して下さい。

<1.データのバックアップをとる>
同じPC内のHDDではなく外付けのHDDにバックアップしましょう。
バックアップを取り終わったら USBケーブル、電源ケーブルを抜いておきましょう。
※つながっていると落雷の際にバックアップごと破損する可能性があります。

バックアップをとったHDDは同じ部屋でなく違う場所か 同じ建物なら高い階へ移動しましょう。
クラウドサーバーが使えるならこれにもバックアップ。
※同じ場所においておくと 浸水などで両方が使えなくなる可能性があります。

NASもバックアップしたら取り外しておくか 別の部屋に移動しておきましょう。
それが出来ないようなら NASのバックアップを取りましょう
この際 重要なことはNASにUSBで直結したHDDには採らないで下さい。
一旦PCを介して PCに接続した外付HDDにバックアップして下さい。
NAS直結のバックアップはNASに障害が発生した場合 こちらも読めなくなる可能性が高いようです。

<2.PCを於いている場所に浸水しないか、雨水が振り込まないか点検>
低い位置にPCやHDDを置いてあると水に浸かりやすくなります。
その場所によって一概には言えませんが 机の下と机の上ではかなり違います。
また 普段は雨漏りや降り込まない場所でも 大雨や台風の場合 雨が掛かることが有ります。

<3.万一水に浸かってしまったら>
絶対に電源を入れないで下さい。
濡れたHDDは乾かさないこと、ドライヤーなど厳禁です。
内部に水が入っているとプラッター表面に不純物が付着、乾かすことによりこれらが固着し データの復旧が不可能になります。

水に浸かったHDDはそのまま濡らしたタオル等でくるんで ジップロックの袋か タッパウェア等で密閉し乾かないようにして下さい。
その状態で 直ぐに私共にお送り下さい。
処置が早ければ 殆どの場合 データは取り出せます。

まあ こうならないように 普段から確実にバックアップを取りましょう。
またNAS(RAID)だからといって安心できるメディアではありません。
RAIDのデータであっても別のHDDにバックップして下さい。
RAIDは障害を発生すると極めて面倒なことになります。(復旧費用が高額 50万円〜)
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このような状態からでも処置が早ければ復旧できます。

posted by sugi at 14:03| Comment(0) | データ復旧

2017年06月20日

「今使っているので データ復旧にはすぐには出せない。」

データ復旧のお問合わせの中で このように言われる場合があります。
一台しかパソコンがなくて日常業務に使っていたり、日々必要なソフトがそのパソコンにしか入っていない場合などです。

前回 「データ復旧は 慌てる必要はありません。」と言いましたが これは別の問題。
厳密には パソコンを使用しなければ(電源を入れなければ)もしくは そのHDDを取り出して保管しておけば データ復旧そのものは慌てる必要がないという意味です。

パソコンはWindowsであってもMacでもそのHDDから起動すると 消えてしまった(OS上から見えない)ファイルは存在しないことになっています。
その為 何かデータを書き込んだり、書き込まなくてもOS自身が使う領域に当たってしまうと 消えたデータ(実際には残っていても)上書きして前のデータを消してしまうことになります。

ましてや今回のケースはタブレット上の動画が消えてしまったとのこと。
PCに比べストレージの容量が圧倒的に少ないタブレットの場合 見えなくなったデータを上書きで消してしまう可能性は格段に大きくなります。(危険です。)

そのデータが大事なら 「即刻使用をやめてください。」とお伝えしました。
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posted by sugi at 20:38| Comment(0) | データ復旧
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