2015年11月30日

処理が追いつきません

多くのご依頼が続いており、他の要因も有り作業が追いつかない。
ブログがなかなか更新できないのもそのせい。(^_^;)

また簡易レベルの復旧といえどもデータの安全のためにメディアごとに必ずハードウェアによる磁気情報(ディスクイメージ)の強制抽出を行うためHDDがいくら有っても足りない状態になっています。
ご依頼いただくHDDもどんどん大きくなっており2TBクラスのメディアだと ディスクイメージ抽出用と、復旧したデータの保管用に2TB以上のHDDが2台必要となります。
つまり障害ディスクから(リトライを繰り返さないように=障害HDDに必要以上の負荷を加えないために)ハードウェアでディスクイメージを抜き出しまるごと正常なHDDにクローニング。
クローニングした正常なHDDを解析してデータを復旧します。
2TBクラスだと順調に行ってもクローニングに半日以上、障害が大きいと一日以上かかります。
更に解析に一日以上。
その間ハードウェアは専有されており 一件ごとに一台必要になります。

おまたせしているお客様 申し訳ありませんが 順次作業を行っておりますので いましばらくお時間をください。

こちらからの報告が遅れて ご心配な方は電話やメールにてお問い合わせください。
現在の進行状況をお伝えいたします。
hdd_bord.jpg
posted by sugi at 10:25| Comment(0) | データ復旧

2015年11月27日

SDメモリーから新しく撮影したデータだけが消えた

「SDメモリーから新しく撮影したデータだけが消えたんですが・・・」
以前にデータ復旧のご依頼を頂いた広告関係の会社から電話。

「データレスキューVで半分ぐらい救出したんですが 主に前のデータで新しい物がほとんど復旧できませんでした。」

実は こんなケースは良く有ります。
まず 
1.メモリーカード(USBメモリー含む)から突然データが消える。
多くの場合 静電気が原因です。
フラッシュメモリーは3.3Vで動作しており 数千ボルトに達する静電気がメモリーチップに直接かかると一瞬でデータが飛んでしまうことがあります。

特にこれから湿度が下がり ウールやフリースなど静電気の発生しやすいものを着ていると事故が起きやすくなります。
メモリーに触る場合 先にカメラなどメモリーが挿入されている機器に触れ電位差をなくすようにしてからメモリーに触れてください。

2.新しいデータほど壊れやすい
メモリーがからの状態で書き込まれたデータは最初から綺麗に順番に書き込まれていきます。
後で書かれたデータほどすでに記録されたデータの間を縫って書き込稀ていきます。
HDDで言うフラグメンテーションの状態です。

細切れに書き込まれたデータほど障害に弱く壊れやすくなります。

これからの時期 フラッシュメモリー(SDカード、CF、USBメモリー等)は取り扱いに十分注意してください。
posted by sugi at 14:10| Comment(0) | メモリー

2015年11月24日

HDDを(うかつに)開封してはいけない理由が増えた (ヘリウムガス)

私共のホームページやブログ上で
ハードディスクを深く考えないで開封する個人や業者が多いこと
また開封することで 復旧不能になったり、症状が悪化する危険性を何度も書いてきました。

書いても書いても「とりあえず開けてみた」と言う人は後を絶ちません。
更に 開封しても何も出来ないにも拘わらず開封する業者もあります。

一般の人の場合 クリーンルームが使えることはまずありませんから 当然通常空間での開封となります。
また業者の場合もクリーンルームと謳いながらも写真や投稿している動画を見ると明らかにクリーンルームでない空間での開封も見受けられます。
※カーペットを曳いたクリーンルームはあり得ませんし、メモ用紙等も持ち込めません。(=汚染の原因となります)

完全な環境(クリーンルーム)を持ち 且つ しっかりした技術が無ければ開封は”百害あって一利無し”です。
逆に言えば これら環境があり、技術がある業者にとっては 最後の切り札といえるのかもしれません。
※但し、現実には重度障害であっても開封しなければ作業が出来ないものはそう多くはありません。

さてこれらの環境や技術があっても開封できない(元に戻せない)HDDがあります。

HGST(元HITACHI)の「Ultrastar He」シリーズのHDDです。
現在 6TBの「Ultrastar He6」と8TBの「Ultrastar He8」が市場に出ているようですが
これらは なんとヘリウムガスが封入されているのです。
Ultrastar-He8.jpg
ヘリウムガスというと風船や「ダックボイス」を思い出す人がいると思います。
アイドルがテレビ番組でヘリウムガスを吸って意識を失ったのは記憶に新しいところです。

また 現在の飛行船はすべてヘリウムガスが充填されており、”ヒンデンブルグ号の悲劇”が再び起きることはありません。
Hindenburg.jpg
HDDにヘリウムガスを封入することで回転するプラッターの抵抗(まさに空気抵抗)が減り 動作時の温度が下がり 静かになるのだそうです。

と言うことは クリーンルームであっても開封してしまうと ヘリウムガスが抜けてしまい 作業するにしても動作条件が悪くなってしまいます。
現実的に開封作業が出来ないとは思いませんが 充分な注意が必要になってきます。

いずれにせよ ハードディスクは軽々しく開封してはいけません。
posted by sugi at 15:04| Comment(0) | HDD
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