2016年12月02日

データ復旧できない理由

「HDDにドリルで穴を開けたのですが 復旧できるでしょうか?」
「???」
「実は 廃棄するためにドリルで穴を開けたのですが 必要なデータが有ることが分かってデータを取り出したいのです。」
「どんな状態ですか?」
「蓋にドリルで穴を開けた。一番上のプラッターがちょっと凹んでます。」
「復旧不能です。」
「一番上は諦めるとして 下の3枚からは復旧できませんか?」
「まず 一枚でも歪んでいると 振動が発生し、ヘッドがプラッター凹凸にヒットします。
 また穴を開けたときの切り屑が内部に入り込んでそれがヘッドでひきづられてプラッターに傷をつけます。」
「そうですか よくわかりました。諦めます。」
何件かの業者に問い合わせをしたとの事だが どの業者も「復旧不能」の一言で片付けて なぜ復旧できないのか詳しく説明していないようだ。

この件に限らず 何件かの業者に依頼したが復旧できなくて、諦めきれず私共に依頼をいただくケースが有る。
私共で復旧できたケースもあるが 現実には復旧できない事の方が多い。

私共では復旧できた場合より 復旧できなかった場合 症状、作業内容の詳細な報告をしている。

「今までどの業者も『復旧不能』としか報告はありませんでした。今回これだけ詳しく説明してもらってやっと諦めが付きました。」
と 何度か言われた。
posted by sugi at 23:40| Comment(0) | データ復旧

2016年12月01日

コタツに負けたパソコン

近所の方に最近相談を受けパソコンの買い換えのお手伝いをした。
ダイナブックのi5搭載モデルでメモリは8GB Windows7(当然64bit)。

Officeバンドル版ではなかったので別途購入したOfficeをインストール。
最近のMicroSoft Officeはメディアが付属していない。

その為 インストール用のファイルダウンロードすることになる。
これが結構面倒 初めてだとどうして良いかわからないぐらい。

さて Officeのインストールは今回の本題ではない。

セットアップが出来てお客さんは自宅に持って帰った。
4,5日すると 
「”Windowsが正常に終了できない・・修復しますか?”と出たのでOKすると Officeが消えてしまった。」
そんなことは経験したことがなかったので 再度持ってきてもらって確認すると リカバリーされて初期状態に戻っている。
当然 後でインストールしたOfficeは消えてしまっている。

長年使っていて 調子が悪くなったパソコンの場合は修復モード(だったか?)に入って修復しようとすることがあるが 全くの新品ではちょっと考えにくい。
しかもWindows7は最新版にアップデートしてある。
ご承知かも知れないが 最近 Windowsをアップデータしようとすると多くの場合 簡単にはできず 何日もかかることがある。
ということは 何日もエージングしているのと同じで その間に トラブルは発生していない。
「????????」

「ひょっとするとHDDの通常使用していない部分に不良ブロックがあって Windowsがスワップ領域を確保する時 不良ブロックにアクセスして障害が発生しているのかもしれない。」

購入した販売店に相談して 念のためクレームでパソコン自体を交換してもらった。

再び何日か掛けて 面倒なWindowsのアップデート、Officeのダウンロード、インストールを済ませて念のためメモリーのテストも行った。
「これで大丈夫でしょう。」

数日後(昨日だが)
「また同じような症状が出て 修復モードになっている。・・・・・・」

ショップや おくやま電脳工房の作業やテストでは全くトラブルらしきものも無いのに??????

再度 持ってきてもらって見ると やはり自己修復をかけようとしている。
またやり直しはしたくないので とりあえず電源ボタンの長押しで強制終了。

電源を入れてみる。
何事もなかったように普通に起動する!!!

再起動しても問題ない。

どうやら お客さんの家でのみ問題が発生していることに気がついた。

「何か ノイズを出すものが近くに無いですか?」
「パソコンを使う時 足が寒いので安物の足温器を使っている。」
更に聞いてみると 数十年前から使っているコタツもあるとのこと。
おそらく どちらも温度調節にバイメタルを使っている。
バイメタルが100VをON/OFFする時のノイズがパソコンをおかしくしていたようだ。


とりあえず持って帰ってもらって 足温器とコタツを使わないでパソコンを使用してもらった。

それ以降 トラブルは発生していないということで ほぼ犯人は確定。

コタツがノイズを出すことがあるとは聞いていたが まさかパソコンにこれほど大きな影響を与えるとは思わなかった。
古いコタツを使っている人は ご注意下さい。
posted by sugi at 00:41| Comment(0) | パソコン基礎知識

2016年11月30日

ミラーリングしないミラーリングNAS

23日のブログで書いたミラーリング(RAID1)設定されたBuffaloのNAS。
どうやらデータ復旧が出来た。
ただこのNAS状態がおかしい。

最初に調査したHDDはどう見てもデータがない。それどころかデータが書き込まれた痕跡がない。
だめだろうとは思いながもう一台の方のディスクイメージからデータ復旧をかけるとかなりな量のデータがありそう。

最終的には250GB程度のデータが復旧できた。
復旧したデータの品質も悪くない。

ミラーリングのはずが 2台目のHDDは全く機能していなかったのだ。

ミラーリング(RAID1)設定されていたBuffaloのHDD2台内臓のNASで一台が機能していなかったケースは私が出掛けた中で2台目。
今まで私自身で4000台のデータ復旧を手がけてきたが Buffaloの2台内臓のNASでしかもRAID1の物はせいぜい10台程度か。
其の中で2台目だから相当高い確率で発生している。

ミラーリングだからといって決して安心できるものではない。
特に安価なNASはCPUの能力が低く、搭載しているメモリーも少ないため 何らかの要因で負荷がかかった場合 自らシステムを破壊してしまうことがある。
しかし これほどミラーリングの信頼性が低いとは思わなかった。

共有データの一次保管にはNASは向いているが バックアップには向いていない。
安価なNASはミラーリングだからといってもそれが動作しているかどうか極めて怪しいと言える。
nas2.jpg
posted by sugi at 01:26| Comment(0) | RAID
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