2017年02月25日

通電確認済み、動作未確認

古い楽器やパーツなどを入手するのにヤフオクはなかなか重宝です。
楽器店でちょっと人気のある中古楽器を買うと意外に高いのですが、ヤフオクの場合うまく行けば本当に安く買うことができる場合があります。
楽器店の場合 ある程度保証があり、少なくとも売られている時点では音が出ることです。
しかし ヤフオクの場合 動作保証されていないものは どんな状態かわかりません。

"通電確認済み、動作未確認"というのが一番危険。
電源が入らなければ電源部の修理だけで直る可能性があります。
※電源修理は一番安上がり、且つ ほぼ確実に修理ができる。

JUNO=106は有名ですが持病(時限爆弾)を抱えている楽器はたくさんあります。
比較的有名なところではCR-78、またRoland RV-2000も持病を持っています。
これらは 修理のしようがありません。

よほど其の楽器のことが分かっていなければ "通電確認済み、動作未確認"に手を出すべきではありません。
cr-78.jpg
posted by sugi at 23:14| Comment(0) | 楽器

2017年02月24日

バックアップの話

「外付けのHDDが認識しなくなって 電源を入れ直すと最初カタカタという。やはり認識しない。」
「十中八九 中身のHDDの障害です。」
「まだ1年も使っていないが?」
「壊れる時は使用時間に関係なく壊れます。 新品を買って3日で壊れてケースもありますよ。」
「十年使い続けている人もいるが」
「3日で壊れることもあれば、10年使えることもあります。」
「えっ じゃあ HDDって信用出来ないのか?」
「信用できません。壊れることを前提にバックアップを取るしかないです。」
「知らなかった。・・・・・・・」
「皆さん壊れて初めて HDDの信頼性のなさとバックアップの重要性を知るのです。
私共もこんな商売をしていると多くの事例を見ているので怖くて仕方ありません。」
「自分のデータ壊れたことある?」
「ええ 何度も。バックアップを取っているのでもとに戻せますけれどね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
exthdd1.jpg
posted by sugi at 14:00| Comment(0) | データのバックアップ

2017年02月23日

楽器の修理 シンセサイザー

「いつも依頼している業者が手一杯で修理できない。修理を受けてもらえないか?」
最近大手の楽器販売店さんのご担当者からお問い合わせをいただきました。

現在お困りの機種のご提示をいただきました。
残念ながら その半分は修理できないか 修理してもコストが合ないものです。

実は電子楽器はなんでも修理できるわけではありません。
専用のチップが使われていて それが壊れてると入手不可能のため修理ができません。
有名なところでは RolandのJuno-106に使われている80017A。
これが壊れると一音でなくなったり 不安定になったりします。

このICが壊れる原因はあまり知られていないようですが
モールドが不完全でピンの部分から湿気が侵入し内部でサビを発生、接触不良を起こすのです。

80017Aはメーカーに在庫はありません。
海外で互換のICが作られていたようですが 現在は不明です。

ただこのICすべて(JUNOに6個使われている)交換すると結構な金額になり それで二の足を踏んだ方も多いと聞いています。

実は 古い電子楽器が修理できない理由の一つは そこまで金をかけない ということです。
80017Aにしてもモールドを割って中を見れば特殊なICを使っているわけではありません。
(だから複製品が出てくるのです)
ただ基盤を起こしてそれにチップを載せて作ると成ると少なくとも100個単位で作らなければ割が合いません。
それでもメーカーが発注する数量より二桁も三桁も少ないわけですから 極めて高価なものとなってしまいます。

また電子楽器に使われているフェーダー(スライドボリューム)も意外に厄介です。
同じサイズ、抵抗値、カーブのものはまず手に入りません。
※これも500個とか1,000個単位なら特注できます。

こんなリスクを誰も負いませんから修理ができないわけです。

要するに 多くの電子楽器は”金に糸目を付けない”なら修理できる可能性はあります。
しかし 100万円単位になってしまうかもしれません。
sh-5-logic_bord.jpg
SH-5のロジックボード
posted by sugi at 19:19| Comment(0) | 電子楽器
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